アナリストの予想が当たる確率は4割以下
ファンダメンタルズ分析だけではなぜ勝てないのでしょう。
その影響で円安ドル高になることがあったとします。 次回も同じように「〇〇」の指標が良い内容だったからといって 為替が同様の値動きをするとはかぎりません。 市場関係者の間ではすでに織り込み済みと考えられて、 前回とはまったく正反対の値動きをすることもあります!
為替相場は、金利、株式市場、各国の金融政策、政治状況、需給要因など、
実にさまざまな事象が複雑に絡み合って動いています。
ひとえに経済指標や要人発言といっても、
重いものから軽いものまでいろいろあります。
”これが起きたらこうなる!”というのは全く通用しないのです。
なので、ファンダメンタルズ分析だけでは勝てません。
長期スパンでもファンダメンタルズ分析は当たらない
「景気がこうなるから為替はこう動く」的なファンダメンタルズ分析に基づいて
コメントするのがアナリストの仕事です。
「経済指標や要人発言、各国のニュースと毎日にらめっこしていても
為替相場を正確に予想することはできない」ということです。
ファンダメンタルズ分析に頼っている人は損切りできない…?
ファンダメンタルズ分析のデメリットは、
「エントリーするにしても、決済するにしても
明確な根拠というものがないところ」にあります!
ファンダメンタルズ要因を参考に売り買いしたらどうなるでしょう。
「金利の引き上げがあったから買い」
「GDPが前期比でマイナスなら売り」などという基準はあいまいすぎます。
仮にエントリーはそれでいいとしても、
利益確定・損切りはどこに設定するのでしょうか。
ファンダメンタルズ分析に頼っている限り、どこで損切りすべきか、
明確な根拠を持つことができません。
損失が際限なく拡大するリスクを負ってしまうことになるので注意!
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