こんにちは!MTKです。
今後起業したい人や、経営陣は必ず知っている「経営の偉人」を紹介していきます。過去の様々な実績があるのだから、それを知ることは「自分の人生や経営」にきっと役立つ情報があると思います。
今回は経営者の指導者と言われた、「稲森和夫」氏についてご紹介です。「京セラ」「NTT」を設立させ、「JAL」を赤字から立て直した偉人です。こちらのページでは、稲盛氏が残した、名言集や、逸話、人生、著した本について記載しております。
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「稲盛和夫」氏の心に響く、名言集・哲学まとめ
稲盛氏の有名な名言集をまとめてみました。経営者の指導者ともいわれている人の言葉の重みを感じさせられます。これ以上にありますが、私が心に刺さった言葉のみをご紹介していきます。
「稲盛和夫」の逸話まとめ
JAL着任2日後には、視察に行き、全社員を周り、「一緒に再建していきましょう!」と声をかけて回っていた。
超多忙なことを考えれば、非効率で一番面倒くさいやり方だが、「社員を大事にするとはこういうこと」と言動一致している稲盛氏のこの行動はJALの社員や幹部たちを圧倒させ、信頼を手に入れている。
月2千円のコスト削減効果に賞賛
伊丹空港を視察した時、カウンター勤務の若い女性社員が月2千円のコスト削減効果を発表したが、金額の少なさに周囲は困惑したが、稲盛氏は「そういう努力が一番大事なんだ」と大いに褒めた。この話はメールで部署を超えて広まった。
「稲盛和夫」氏の経営の原点まとめ
アメーバ経営の特徴は、組織をアメーバと呼ぶ小集団に分けて、アメーバ(小集団)の中で独立採算を図ることにあります。小さなアメーバの中で売上を最大化し、経費を最小化して、その集団が黒字であることを目指します。同じ社内であっても、他のアメーバとの間で売買を発生させるほどの徹底ぶりです。
アメーバにはリーダーが立てられます。リーダーが中心となって自らの組織の計画・目標を立て、メンバー全員が主体性を持ってその目標達成に知恵を絞ることを奨励します。自分の属するアメーバの経営を各自が自然と考えるようになり、経営者意識を持った人材が育つというわけです。
詳細については「アメーバ経営」をご覧ください。
①キャッシュベース経営の原則
②一対一対応の原則
③筋肉質経営の原則
④完璧主義の原則
⑤ダブルチェックの原則
⑥採算向上の原則
⑦ガラス張り経営の原則
詳細については「稲盛和夫の実学」をご覧ください。
事業の目的、意義を明確にする
具体的な目標を立てる
強烈な願望を心に抱く
誰にも負けない努力をする
売上を最大限に、経費を最小限に
値決めは経営
経営は強い意志で決まる
燃える闘魂
勇気を持って事に当たる
常に創造的な仕事を行う
思いやりの心で誠実に
常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で
詳細については「稲盛和夫経営講演選集 第6巻 企業経営の要諦」をご覧ください。
「稲盛和夫」氏とは?
「現在のKDDIを設立した人」「日本航空を生まれ変わらせた偉人」などと言われている「稲盛和夫」氏はどんな人だったのか、生まれから振り返ります。
1932年(昭和7年) | 鹿児島県鹿児島市薬師町に7人兄弟の二男として生まれる。 父の畩市は「稲盛調進堂」という名で印刷工場を経営していた。 |
1939年(昭和14年) | 西田尋常高等小学校(現在の鹿児島市立西田小学校)を卒業。 私立鹿児島中学校(旧制、現在の鹿児島高等学校)を入学。 |
1950年(昭和23年) | 銀行就職を考えたが周囲の勧めで、旧制鹿児島中学校から新制鹿児島市高等学校第三部に進学。 鹿児島市高等学校第一部と第三部の普通科が統合。(鹿児島県鹿児島玉龍高等学校(市立)) |
1953年(昭和26年) | 翌年3月に同校の第一期生として卒業。 大阪大学医学部の受験に失敗し、当時は新設大学であった鹿児島県立大学(現・鹿児島大学)の工学部応用化学科で、有機化学を専攻 |
1955年(昭和30年) | 鹿児島県立大学工学部を卒業後。 有機化学の教授の紹介で外資メーカーの松風(しょうふう)工業に入社 |
1958年(昭和33年) | 退社 |
1959年(昭和34年) | 松風工業の社員8人で京都セラミツク(現・京セラ)を設立。当時の松風工業は倒産寸前で、退職が相次いでいたという。 |
1966年(昭和41年) | 同社長に就任。 |
1969年(昭和44年) | 創業12年で大阪証券取引所に株式を上場した |
1973年(昭和48年) | 京都セラミックが音頭をとり、ジャパンソーラー・エナジーを設立する。 その後、提携企業は撤退し、京セラが単独で事業を継続する。 |
1984年(昭和59年) | 通信事業の自由化に際し、京セラの資金を投入し第二電電 (DDI) を設立。 (後にケイディディや日本移動通信と合併し、今日のKDDIとなる) |
1988年(昭和63年) | 日本セラミックス協会会長に就任。 |
1998年(平成10年) | 会社更生法の適用を申請した、複写機メーカーの三田工業からの要請により、同社を「京セラミタ」として京セラの子会社に編入。 9年かけて達成されるはずだった更生計画を、僅か2年で達成する。 |
2010年(平成22年) | 日本航空会長に無報酬で就任する。 「JALフィロソフィ」の策定など積極的な社員の意識改革に取り組み、全従業員の3分の1にあたる1万6千人のリストラを断行。 着任の翌期には営業利益1800億円の高収益企業に生まれ変わらせることに成功。 赤字続きだった日本航空を3年足らずで再上場させた。 |
京セラを創業したのは、なんと新卒で働き始めてからわずか”4年後”。前社の同僚たちと京セラを立ち上げている。この頃から「稲盛和夫」氏は他の人とは違う運命をたどり始めていることが分かる。
「稲盛和夫」氏の単著本 【一覧】
稲盛和夫氏はいくつもの著に携わっていましたが、単著のみを一覧でご紹介していきます。
1996年 | 成功への情熱 PASSION(2015年時点:世界で80万部発行) |
1998年 | 人生と経営 |
2000年 | 稲盛和夫の実学 経営と会計(2015年時点:世界で74万部を発行) |
2004年 | 生き方 人間として一番大切なこと(2015年時点:日本国内の累計発行部数は120万部を超え/世界では307万部を発行) |
2004年 | 二十一世紀の子供たちへ 君の思いは必ず実現する / 生き方 |
2006年 | アメーバ経営 ひとりひとりの社員が主役 |
2007年 | 人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ(2015年時点:世界で64万部を発行) |
2008年 | 「成功」と「失敗」の法則 |
2009年 | 働き方(2015年時点:世界で52万部を発行) |
2010年 | ど真剣に生きる |
2014年 | 京セラフィロソフィ |
2019年 | 心 |
2016年 | 稲盛和夫経営講演選集 |
「稲盛和夫」氏の人気書籍
生き方
「成功の礎となった実践哲学をあますところなく語りつくした人生論」が著された一冊。
心
「京セラ創業当初のエピソードも数多く紹介されており、成功するための心の在り方という意味でビジネスにも活かせる内容」が著された一冊。
アメーバ経営
「現場の社員ひとりひとりが採算を考え、自主的に経営に参加する「全員参加経営」を実現する、アメーバ経営」について著された一冊。
稲盛和夫の実学
キャッシュベース、採算向上、透明な経営など七つの原則を説き明かす。ゼロから経営の原理と会計を学んだ著者の会心作。
稲盛和夫経営講演選集 第6巻 企業経営の要諦
稲盛経営12ヵ条が記されている書籍
稲盛氏が尊敬していた「松下幸之助」氏についてはコチラ↓