こんにちは!MTKです。
今回は本の中でも高価な本をご紹介します。「儲かる組織に作り変える」という書籍です。こちらの書籍の販売価格は¥9,800(税抜)!
高いな~と思いますよね。でも読んだら安いな~と思わせてくれる本なんです。
結構金額でビビッて購入されない方が多いんですが、これから経営をされたい方や考えを学びたい方にはピッタリの本だと思います。
私が起業した当時はこの本を参考にして、経営方針などを決めました!いまでもたまに振り返ったりしているくらいです。一生経営をしていたい人にとっては、教科書のような書籍だと思います。
では、私がぜひ読んでほしい部分や心に響いたところも含めて書籍のご紹介をさせていただきます。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
今回おススメの本【儲かる組織に作り変える】
著者:井上和弘
ISBN-10 : 4891014377
ISBN-13 : 978-4891014377
出版社 : 日本経営合理化協会出版局
再版日 : 2020/1/12
定価:本体価格 10,780円
本文 : 390ページ
目次
序章 2020年からの中小企業の経営課題
1章 総人件費イコール経常利益のマッハ経営を目指そう!
2章 労働集約型ビジネスのヒト対策
3章 設備集約型ビジネスのヒト対策
4章 設備・労働集約型ビジネスのヒト対策
5章 知的集約型ビジネスのヒト対策
6章 同族・一族組織の課題
7章 あつめる・かためる・しめる
8章 時代遅れの営業組織になっていないか
9章 労務コストの上昇に備えよ
10章 必要最小の組織が一番儲かる
読みどころ①景気変動に対応できる筋肉質な組織をつくる
2020年の初めの頃「新型コロナウィルス」が流行し、様々な企業がダメージを受けているのはご存じかと思います。今回のウィルスの影響で、今まで変わることがなかった「働き方」が大きく変わり、一時的なリモートワークを実施する会社やオフィスを解約し、リモートワーク勤務を今後も取り入れた会社もありました。
飲食店であれば、テイクアウトができる商品を新たに取り入れたり、服飾事業はオリジナルマスク商品を販売したり、この事態だから生まれた商品を販売し、経営をされています。
でもどうでしょう。オンライン化や新しい販売形態をを行わず、景気変動に対応できない会社は今回のコロナウィルスで潰れていきました・・・
これから起業する方、そして、現在経営されている方はどんな事でも起こりうる世界で経営をしていかなければなりません。
ここで大切なのが、すべての仕事を正社員でこなす時代ではなく、コア社員以外はすべて非正社員で構成し、「景気変動に対応できるような柔軟で筋肉質な組織」だというのです。
厚生労働省の調査によると非正社員と正社員の数は以下の通り変化しています。
非正社員の方が少しずつ増えているのが図から見てわかると思います。もしかして、人口が減っているからじゃ?とか思われるかもしれませんが、近年、女性の社会進出やシニア社員の増加などもあるため、むしろ増えています。
景気変動に対応できるような柔軟で筋肉質な組織」は、これから本格的に始まる人手不足にも対応することが出来るんです。現在フリーランスが増えてきたと感じませんか?そうです。以前よりも雇用形態にこだわらない人が増えていき、自分のライフスタイルに合う「働き方」を優先する人が増えてきました。なので企業側もより優秀な人材を確保したいのであれば、そのライフスタイルに合わせた組織にする必要があるのです。Win-Winの関係にできますよね。
読みどころ②1:3:9の法則を実践する
本書では、年商50億までなら、社長と3つの以下部門から選ばれた優秀な人材3名で経営が可能だと説いています。
- 管理部
- 精算・仕入れ・企画部
- 営業部
もし、年商100億をめざす企業であるならば、さらに各部署から、3名ずつ優秀な人材を確保する。その4名または9名がそろえば、それ以下の社員能力が低下していても、経営はうまくいくというんです。
そして大切なのが、もし、その優秀な社員が「自分よりもこの会社に貢献している」そう感じた場合は、以下のことをかんがえるようにすること。
- 社長の座を譲る
- 社長よりも高い報酬を渡す
社長も認める社員であれば、他の会社から引き抜かれたり、独立してもおかしくないですよね?会社に貢献してくれたという事は、それなりの対価を与える必要が社長にはあるんです。
読みどころ③人は8時間、機械は24時間
人を増やすより、機械化できるところは機械した方が良いということです。
人を雇うとどのようなコストが発生しているかご存じですが?
- 給与
- 残業代
- 法定福利費
- 勤続年数に応じた給与
- 管理コスト など
そして、退職する際にはその退職する社員の業務を引き継ぐ業務なども発生してしまいますよね?でも機械であれば、最初の初期費用(イニシャルコスト)は発生するものの、減価償却費として計上できるためトータルのコストを考えると安いという事です。
中小企業に限って、このIT化が進んでいないのが現状です。しかし、補助金や助成金を活用して上手く機械を導入している会社も最近では増えてきました。
私も助成金制度にお世話になった身ですが、利用したことによるメリットは計り知れないです。
(補助金・助成金について調べる)
あの大手ECサイトを運営している、Amazonには、営業社員がいません。
顧客にあった商品や、アプロ―チなどはすべて、システム化されているため、必要が無いのです。
私がこの本を読んで参考にしたい部分は、約30項目ほどあります。「労働生産性を良くするためにはどうすればいいのか?」「あつめる・かためる・しめる」「営業組織を変える方向性」などなど、しかし今回はこの3つだけのご紹介とさせていただきます。
なぜもっと紹介しないのか。それは読む立場によって、この本は見え方が変わるからです。試しに部下に読ませて感想を聞いたのですが、予想通りの回答が返ってきました。
これから経営を目指す人、経営しているが悩んでいる方、そんな方は自ら読んで吸収してください。