今回は営業時に知っておくと役立つ〇〇な法則をまとめてみました。
営業って、商品の知識はもちろん、コミュニケーション能力など様々な能力が必要になります。
ただ、人間の心理学的な部分を少し知っているだけで、現在の営業力を強めることが出来るかもしれません。
信じるか信じないかはあなた次第です(笑)
この記事ではビジネスに役立つ〇〇な法則を集めていますが、数字の法則も見たいかたは、一番下のリンクからご覧ください!
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松竹梅の法則(極端の回避性)
人は値段の違う3つを選ぶとき、真ん中を選ぶ性質があります。
あまりにも商品が多すぎると迷いすぎてしまうのですが、3種類くらいであれば、選択しやすいですよね。
商品や、プランなどで、1つではなく、3プラン用意されていることが多い気がしませんか?
それはこの松竹梅の法則を参考にしているのでしょう。
ジャムの法則(決定回避の法則)
選択肢が多すぎると選べなくなってしまう心理現象のことを言います。
なぜジャム?と思うかと思いますよね(笑)
こちらは、コロンビア大のシーナ・アイエンガー教授が発表した法則なんですが、
その実験に「ジャム」を利用したからだそうです。
24種類と6種類のジャムをそれぞれで販売し、どちらの種類から選んだ方が購買率が高くなったのか。
なんと、24種類のジャムより6種類のジャムから選んだ人の方が購買率が10%を多かったようです。
面白いですよね(笑)
確かに、24種類のジャムはどれを選んだらいいのかとても迷いますが、6種類であれば、味見をして、納得いくものが選べそうですよね。
ブルックスの法則
途中から業務に参加させることこそが、業務を遅らせる行為だということです。
フレデリック・ブルックスという人が提唱した法則で、成り立つ要因は以下となります。
・新たに投入された人員が活躍できるようになるまでには時間がかかり、チーム内のコミュニケーションコストを増大させる。
・タスクの分解可能性には限界があるため、単に人を増やせばいいものではない。
・新たに投入された人員は、ミスを犯しやすいくなっていまう。
引き寄せの法則
いま自分の周りにあるものは、すべて自分が引き寄せたものという意味。
磁石のように、思考や感情は、同じような現実を引き寄せると言われています。
今周りにいる友人や職場などはすべて自分が望んで引き寄せていると思ったら色々と考え物ですよね。
「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、自分と同じ志向を持つ人が自然に集まるのではなく、
自らが引き寄せているからでしょう。
類似性の法則
人は自分と似たものに好感を持つというものです。
本能的に、瞬時に「敵か味方か」を無意識で判別するため、自分と重なる人に好感を抱きやすいと言われています。
営業での雑談が大切なのも、自分を知ってもらい、「味方」ですよ。ということを伝えないといけません。
それを伝えない雑談は、「ただの時間泥棒」でしょう。
返報性の法則
人は好意を受けると、お返しをしたいと考えてしまうというものです。
あなたはありませんか?
「親切丁寧に説明してくれた店員さんから商品を購入したい」
このような心理は反復性の法則に基づいたものです。
ザイオンス熟知性の法則(ザイオンス効果)
接触回数が多いほど、その物や相手に好感を持ちやすいというものです。
心理学者ザイオンスさんが実際に行った実験で、10名の人物の顔写真を、それぞれ回数を変えて被験者に見せたところ、
多く見せた顔写真の人物ほど、被験者の好感が高まったという結果になったそうです。
上司から言われたことありませんか?「定期的にクライアントに会うように」と。
それは、”接触時間”よりも”接触回数”を増やすことを知っているからでしょう。
開放性の法則
人は相手のプライベートを見せることで、その相手に親しみを感じるというものです。
ビジネスシーンなどで、あえて自分のプライベートな一面、内面伝えることで
「信頼関係がすでに築けている」という状態を作り出すことができます。
意外な一面「GAP(ギャップ)」を聞いてから話しかけやすくなった。
そんな経験ありますよね?それこそが開放性の法則なんです。
ただ、プライベートの内容といっても相手がプラスに感じてもらえるような一面を開示しましょうね(笑)
限界効用逓減の法則
始めて得たときよりも2度目、3度目の満足度は少しずつ減少していくということです。
たとえば、のどが渇いているときに呑む1杯目は格別においしいですよね?
でも続けて、2杯目、3杯目と飲んでいくと満足度が少しずつ減っていきますよね?
人は、新しい事や新しい物が好きな生き物だということがこの法則が示してくれているんです。
10000時間の法則
何かの分野において「一流の存在になりたければ、1万時間くらい努力すべし」という意味。
別に1万時間が必要という事ではありません。ただ、一万時間ほど継続する”努力”が必要だという事です。
グレシャムの法則
「悪貨は良貨を駆逐する」という経済のメカニズムを説明する法則となります。
目先の大きい利益に気を取られ、結果的に全体の利益が下がってしまうなどがこの法則の使い方のようです。
カラーバスの法則(カラーバス効果)
ある一つのことを意識すると、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のことです。
人間の脳は、自分が見たいもの・意識していることに自然に目がいくようになっています。
パーキンソンの法則
時間や支出を常に意識して行動しなければ、無駄に消費してしまうという意味。
人はあればあるだけ使ってしまうので、先に「どのくらいの時間で作業する」、「使える経費はいくらまで」と決めておかないと、
無駄に消費をしてしまいますよ~ということです。
会社の経費とか特にそうですよね。自分のお金ではないと思うと、無駄な出費が多くなってしまう。
最初にどのくらいの経費をかけるのか決められていれば、人はその中に収めようと努力するのです。
ピグマリオンの法則(ローゼンタール効果)
誰かに何かを教える際に期待をかけて教えると、教わった側はその期待通りの成長を見せるという意味。
「教師期待効果」とも呼ばれているようです。
しかし反対に、「お前はダメだ」「何をやってもダメだ」「救いようがないやつだ」などと、
否定的な言葉を言い続けると本当に、能力が下がってしまいます。(これはゴーレム効果と言います。)
エメットの法則
仕事を先延ばしにすると、内容を忘れたり、思い出す労力が発生するため、
先に片付けることよりも倍の時間とエネルギーが必要となるという意味です。
仕事はささっと終わらせてしまいましょうね。ということですね(笑)
類語でディヘイの法則(ディヘイの公理)という法則も存在する。
メラビアンの法則(3Vの法則)
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンという方が、1971年の著書内で発表した実験で、
情報が矛盾した際の受け手に及ぼす情報の影響は、以下割合であるとされています。
言語情報(Verbal)が7%
聴覚情報(Vocal)が38%
視覚情報(Visual)が55%
見た目や話し方のテクニックが大切という意味ではなく、受け手は声の調子や身体言語といったものを重視するという話です。
例えば、「あなたとのお話は楽しいですね!」と言っているものの表情が暗いと楽しくないのかな?と感じますよね?
そういった言語、聴覚、視覚の矛盾を表している比率がメラビアンの法則です。
カルマの法則
良いことも悪いことも、自分の言動の跳ね返りであるという意味です。
仏教語の因果応報と同じ意味ですね!
▼まとめ
なるほど~と思う法則はありましたか?
ビジネスは経営学ではなく、心理学を学ぶところから始まると言われています。
あなたの営業スキルに良い影響を与えられますように。
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