世の中は不思議な法則に巻き込まれていることをご存じでしょうか?
その不思議な法則を知っている限り紹介していきます。
たまにビジネスでも使われるので、覚えておいて損はないでしょう!
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数字から見える〇〇な法則
2:8(2対8)の法則<パレートの法則>
イタリアの経済学者パレートさんがこの法則を発見した人です。
経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素
が生み出しているとした。
経済や、マーケティングの本などでよく取り上げられていることが多いのですが、世の中のほとんどの現象が「2:8」ほどのばらつきがあるという事です。

例えば、既存顧客が2割・新規顧客が8割だったとしよう。
そこで、「新規をもっと増やせば売上が上がる!!」と考えてしまいがちです。

それであれば、既存顧客を差別化することによって、高い費用対効果を追求できる
といった法則です。
だって、新規顧客を獲得するのって、まず会社や商品を知ってもらって、興味を持ってもらって~と購買フェーズまでの道のりが遠いですよね?
既存顧客は既に興味を持っているので、購買フェーズまでの道のりが近いんです。
費用対効果を考えた場合、既存へのアプローチが効率的という事はわかりますよね。
2:6:2(2対6対2)の法則
こちらは2:8の法則(パレートの法則)の派生らしいです。
こちらは営業やビジネスシーンで多様されるんですが、あなたは、「働きアリの話」を聞いたことありませんか?
アリは全員で巣を作って、エサを運んでサボったりしているアリがいるイメージないですよね?
でも実験してみた結果、8割が働いて、2割のアリがサボっていたんです。(笑)
そして、その2割を抜いて、8割だけで生活させたところ、さらに2割が怠けるという結果になりました。
実際に人間でも同じように、集団グループを作ったところ同じような現象になるようです。
社内の人材を成績でみると、以下のように分類してしまうようです。
2割:とても優秀な人(給与以上の利益を出せる)
6割:中間的な人(平均的な人)
2割:パットしない人(給与以上の利益を出せない人)
あなたはどこに分類されるでしょう?(笑)
1:5(1対5)の法則
新規顧客から売り上げをあげる場合と、既存顧客から売り上げをあげる場合のコストを表した法則です。
2:8の法則でも少し触れましたが、新規顧客から売り上げを上げるのは、既存顧客から売り上げをあげるのに比べて5倍かかるということを表しています。
新規顧客はまず認知してもらい、興味関心をひき、購入というフェーズとなりますが、
既存顧客の場合、認知や興味関心は既に獲得しているので、購入までのフェーズが短いのはお分かりですよね?
5:25(5対25)の法則
既存顧客が離れていくことを5%改善した場合、利益率が25%改善される、という法則です。
利益率を上げたければ、コストのかかる新規顧客を狙うのではなく、すでにいる既存顧客にターゲットを絞り、「ステイさせる」こと、という意味ですね。
2:8の法則を理解していれば、こちらの法則もなんとなく、理解できるかと思います。
新規顧客獲得ももちろんですが、いかに既存顧客を大切にする必要があるのかがわかりますね。
1:29:300(1対29対300)の法則<ハイリッヒの法則>
この法則は、ハーバート・ウィリアム・ハインリッヒさんという方で、損害保険会社にて技術・調査部の副部長をされていた時に導き出したそうです。
アメリカで発生した労働事故を調査した結果、、
1件の大事故の裏には29件の軽い事故が発生し、
さらにその裏には300件の事故に至らない「ヒヤリ事象」が存在する、というものです。
今も尚受け継がれているというのはこの経験則を製造業や建設業を営んでいる会社が教訓としているからだそうです。
結局のところ、小さなミスや事故を少なくすることで、大きなミスや事故を防ぎましょう!という意味ですね。
3:33(3対33)の法則
良いうわさ話を、3人にしたら、悪い噂うわさ話はその10倍、33人にするという法則です。
つまり、悪い噂は、良い噂の10倍広がるので、気をつけましょうねという意味から生まれたと言われています。
90:9:1(90対9対1)の法則
ITサービスにおいて、シェア1位がダントツの90%となり、2位3位がそれぞれ9%、1%となると言われている法則です。
最も人気を獲得し多くの人の支持を得たサービスが市場の9割を独占し、2番、3番以外の他のサービスは数字上は「いない」と同じ、というものです。
IT業界は成長していますが、それほどシビアな世界なんですよね。(笑)
10:20:70(10対20対70)の法則
・耳から入った情報(音声情報)は、10%くらい覚えている。
・目から入った情報(文字・画像情報)は、20%くらい覚えている。
・実践から経験した情報は、70%くらい覚えている。
自分で、本やインターネットで勉強したり、人から教えてもらったことは、成果を出すための3割ほどの行動でしかないという事。
結局のところ、行動することが大事だという事です。
あとは対人関係でも例があるのですが、
あなたを含む人が10人居たとすれば、、
1人=気が合う人
7人=どちらでもない人
1人=気が合わない人
に分類されるという事です。
万人に好かれる人など人類には存在しないんですよね(笑)
1%の法則
ネット上のコミュニティ(掲示板やSNSなど)はほとんど(99%)が、読むだけのユーザで、実際に書き込み・発言するユーザは全体の1%しかいない、という法則。
結局のところ、ほとんどの人が思っても行動に移していないのです。
何かを発信している影響力のある人はこの法則に心を救われるでしょう。
7の法則
最高品質の会議を実施するための7の法則があります。
会議の参加者が7人を超えると、1人増えるたびに優れた判断を下す可能性が10%下がるという法則。
会議の参加者が17人を超えると意思決定の可能性がゼロになる計算になるので、
会議の参加者は6人以下にした方が良い。という法則です。
250の法則<ジラートの法則>
250人の法則とは、どんな人でも250人くらいの人との繋がりを持っているので、ひとりのお客さまを怒らせると250人を怒らせることになり、致命的になるという法則です。
今はSNSの拡散もあるので、これ以上の数字になるでしょうね(笑)
▼まとめ
いかがでしたか?
日常生活でも振り返ってみるとたしかに~となる法則がありましたか?
少し調べたらたくさんの法則が世の中には存在しますが、最低限知っていてほしい内容をまとめてみました。
今後も参考になりそうな法則があったら更新していきますね。
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